2025年12月13日土曜日

GUNZE 'yan'

10月14日「かつてはこうだった」に昔のパンティ・ストッキング、グンゼ「ヤン」を取り上げましたが、はき方が間違っていたとモデルさんから新たな画像をいただきました。

この画像を御覧になって「縦シーム」とおわかりの方もいると思います。前回の画像は「横シーム」と勘違いしてはいたので補強が大きくなったそうです。

現在のつま先は指に沿って閉じています(「横シーム」)。とすることにします。かつてはシームがつま先からかかとに向かっていました(「縦シーム」)。

縦シームは補強の境が直線になっているので上から見ても分かります。

 


サンダルを履いた画像を使うのは、前にも書きましたが、ストッキングのディティールが分かるようにしているからです。実際にはつま先スルーが多いと思います。

よく分からないかも知れませんが、つま先にシームの先端が見えます。 

 

 

 

 

今の物に比べると赤みが強いと思います。

こういう所から押すと1970年代の製品かと思います。

シームレスからパンティ・ストッキングへの移行期の製品だと思います。

 画像では今のサポートと変わらないように見えます。シームレスの透明度を求める声が高まりシアーなサポートが開発されていったのだと思います。


色違いです。こういう色は今でもよくあります。ただ薄い色は生地の質感が目立つようであまり垢抜けた感じではないと思います。

はいた感じは「ゆるい」そうです。どうも糸に撚りをかけたウーリー・ナイロンのようです。最近は見かけなくなりました。



 

 

 

2025年12月8日月曜日

帽子

登志子さんがご指摘のように、最近場所柄をわきまえないでベースボール・キャップをかぶっている人を見かけます。女性の場合トークハットなどはファッションの一部ですから室内でも取らないものですが、さすがにベースボール・キャップみたいなつばの大きなのは取るでしょう。

マナーもありますが、食事に不便ですし清潔感が失われます。

もちろん日差しの強い屋外ではつばのある帽子をかぶった方がいいのは言うまでもありません。髪を気にするならそれなりの帽子を選ぶべきで、べたっとなるから取らないというのはどんなもんでしょう。

私も一つだけベースボール・キャップを持っています。右の画像は私のです。いただき物です。かぶったこともあります。

この夏は中高生でも制服に日傘を差しているのをよく見かけました。

 

高校野球のプラカードを持つ生徒さんたちがかぶっている白いハットは東京で見かけた記憶はありませんが、制服によくあっていていいと思います。

私も小学校時代はストローハットをかぶっていました。中高生もかぶったらどうかと思います。

つばがある方が紫外線を避ける効果があります。

女子聖学院ではサングラスを制服に許可したそうです。ただUVカットが大事で色は二の次だと思います。むしろ色の無い方が着脱による瞳孔への影響が少ないと聞きます。実際私も色の無いUVカット・グラスを常用しています。
 

2025年11月27日木曜日

最近の黒ストッキングのはき方

寒くなってきて肌色系に次いで定番色の黒ストッキングをよく見るようになりました。私自身も出番が多くなりました。

無造作にはくと色ムラが目立ちやすいので早くから経験した方がいいというのが持論ですが、最近は10代・20代前半くらいの人の方が上手にはいている印象があります。ただソックスを合わせているのがほとんどです。それでも透明な黒の効果を生かしていると思います。

画像が無いので私の気に入っていた(る)ものを。 


私は黒というと専らシームレスなので、どんなブランドなのか聞きたくなることがあります。 

これは DORDORE の Clarte です。もっとシャープですがちょっとぼやけた感じになってしまったのが残念です。

強めのサポートでした。

 

 

これはLe Bourget の Voilance です。
艶系の黒は本当にきれいです。

他に Levante Class、CdR Sevilla・Vidrio、 firodollo Etra・Aurora などいずれも輝く透明感が素敵です。 

もちろんIbici15も艶系ではありませんが外せません。

これらは今でも手に入るのがありがたいです。

 


そしてナイロン100%ノンストレッチのシームレス、フル・ファッションはサポート・タイプでは得られない均質なヴェールが脚線に輝きをあたえてくれます。

これは CD Diorissimo で、もう販売されていませんが、ナイロン100%のシームレス自体はまだあります。15Dが実用的ですが時には10Dも。はく前から心がときめきます。

 ショートパンツや、マイクロミニには注意と経験が必要ですね。

 

 

カジュアルな装いにはソックスを合わせることになるでしょうが、それでも薄手を選びムラ無くはいてほしいと思います。

2025年11月8日土曜日

POLO RALPH LAUREN

サポートのことを書きましたがPOLOのことを忘れていました。サポートのというより長らく¥500クラスのパンティ・ストッキングの定番でした。今は¥770です。

交編とゾッキがありどちらもはきやすく肌触りが良い製品でした。

同じ色の名前でも交編とゾッキでは色の濃さが異なっていました。ゾッキの方が濃く出ます。

私の定番色「フレンチヌード」です。

私の肌の色に一番合っていますが、濃いめのボトムだとコントラスト効果で白っぽく見えます。

 

 

 

 

 少し濃いめの「モイストサンド」です。

次の「ベージュ」よりも濃く見えますが実際はこちらの方がほんの少し明るくなっています。  

 これも私の定番です。

 

 

ちょっと濃いめの肌色「ベージュ」です。

モイストサンドとどちらか迷いますが、はいてみると私はモイストサンドです。

この他にもありますが、私はこの三色です。

かつて「トースト」というかなり濃い茶色がありましたが時代の趨勢に合わなくなったのでしょう。今は一番濃い茶色は「ローアンバー」になりました。

 

色が分からなくなりました。この感じだとゾッキかもしれません。

色やディティールが少しずつ変更されていますが、シルクプロテイン加工など肌触りが良く、インポートをはきつけていると股上が浅く感じますが、サイズ感も多くの人に適合するのではないかと思います。
 

2025年11月3日月曜日

気は心

少し「秋らしい」日が続いていましたが、冷えてきました。 

日頃からスカートをはいていないと寒さがつらくなります。私は年中ですがスカート派にストッキングは欠かせません。薄いストッキングでも約1℃ほど違うそうです。ストッキングの防寒機能が心地よくなってきました。

 商品名は伏せておきますが「あたたかい」と銘打った物です。

サンダルなのはフット部など全体の様子がよくわかるようにとあえて履いてもらったものです。

実際どうなのかというと、あたたかさよりも脚に合っているかどうかの方が気になるそうです。

見た目はマットです。仕方のないところでしょう。

 

 これはどこでも手に入る「肌」です。

基本的なところはちゃんと押さえています。広く長く支持されているのはちゃんと理由があります。さすがATSUGIの定番商品です。

それなりにあたたかいと思います。その分夏は手が伸びないかもしれません。

 


足先だけですが、ATSUGIの "Aquascutum" です。

ある方は「値段の分だけつま先の面積が広い」と冗談を言ってましたが、この位の方が安心感もあり見た目もいいのではないかと思います。

私も足先が冷える質なのでこの点が気になります。少しのことですが、「気は心」でしょう。

きれいです。色がよく研究されています。 

2025年10月26日日曜日

急に寒くなって

ついこの間までクーラーを使っていたのにもう暖房を入れ始めました。秋が無くなってきたと言いますが、本当にそう思います。「小さい秋みつけた」などという風情はもうなくなってしまったのかと思うと悲しいですね。

西日本では夏日になっているところがあるそうですが、東京地方は雨で今15℃です。明日からは天気も回復し20℃になるそうです。

ストッキングをはく人も多く見かけるようになりました。

新しい画像をいただきました。ちょっと趣向を変えてサポートです。

これはiCBです。細身のフィットの交編です。

てかりがあるのは好みの分かれるところでしょう。

私もストックがありますが、販売が終わっています。 


 

 

こちらは以前のものです。

交編でもマットな印象だったと記憶しています。

細めのフィットなのは変わっていないと思います。足の運びがしやすかったと思います。


 

ASTIGU「強」です。iCBにくらべてサポートは弱めですがゆるいというほどではありません。

名前通り破れにくく、自然なフィット感は優れものだと思います。

ただ見た目は、シアー派からするとタイツのようです。

これはかなり昔のシームレスで「ブーメロン」という製品だそうです。神戸生絲という会社のもので「コベス」というブランドで今もストッキングを作っています。

私も一足いただきましたがまだはいていません。

全体的に細く、特に太ももはきつく感じる人もいるのではとおっしゃってました。でもはき心地はいいそうです。

見た目はタイツですね。足先のシームが指のつけ根くらいにあるそうです、フランスのものにもありました。 

私はあまりサポートをはきませんが、 日本の製造技術の高さは世界に誇るべきものだと思います。もちろん他にもあります。「ロケットを作れてもカメラは作れない」とはよく聞く言葉です。

日本人は皮膚が薄いのでストッキングをはきましょう。 


 


 

2025年10月14日火曜日

かつてはこうだった?

先日の記事をモデルさんが御覧になって、こんな物もあると画像を送って下さいました。

いつ頃の物か正確なところは分かりませんが、70年代後半くらいでしょうか。GUNZEのパンティ・ストッキング「yan」です。このブランドは長く続いたようです。

 

補強が大きく指のつけ根をこえています。

かつてはこうだったのでしょうか。強度の関係でしょうか。

ご本人は足が大きく見えるとおっしゃってました。

色はともかく、はき心地は悪くないそうです。 

ちょっとはみ出していますが境目は隠れています。

画像なので実際はどうか分かりませんが、スルーでなくてもスッキリ見えていると思います。たまたまサンダルのベルトがちょうどいい位置にあったこともあるでしょう。

ペディキュアの透け具合から、やはり悩みはあったと思います。 

GUNZE 'yan'

10月14日「かつてはこうだった」に昔のパンティ・ストッキング、グンゼ「ヤン」を取り上げましたが、はき方が間違っていたとモデルさんから新たな画像をいただきました。 この画像を御覧になって「縦シーム」とおわかりの方もいると思います。前回の画像は「横シーム」と勘違いしてはいたので補強...