2026年6月27日土曜日

20デニール・22デニール

あるメーカーのサイトを見ていたら、同じデザインのパッケージで20デニールと22デニールの二つがある製品がありました。2デニールの違いがどう出るのだろうかと引かれて買ってみました。色はどちらもベビー・ベージュです。


左が20D、右が22Dです。

かなり印象が違います。22Dの方はDCYです。ゾッキに見えますが交編のようでもあり拡大でもしないと分かりません。マットというかのっぺりしてタイツのようです。正直言ってどういう時にはくのかと思います。

20Dの方はSCYですが交編かゾッキかよく分かりません。比べると明らかに透明度が高く、 2Dの違いがこんなにあるのかと意外に思いました。デニールよりも編み方にあるのでしょうか、編み目が粗いように思います。

ただ、この製品はどちらも全体にゆるく、光沢がありません。評価する気にならないので製品名は書きません。これまでと異なったコンセプトを出して「観測気球」をあげたのでしょうか。


これは国産VTGのシームレスです。

だいぶ赤っぽい色です。

15Dです。私はこれくらいの物を常用しています。

2026年6月17日水曜日

サスペンダー(ガーター)・ベルト

サスペンダー・ベルトとはイギリスなどヨーロッパの言い方です。

ガーターとはリング状の靴下止めですから、サスペンダー(吊り紐)とベルトとの組み合わせの方が理屈に合っていると思います。ガーター・ベルトの方が通用しているので併記しています。特にこだわっているわけではありません。

この画像はWEBにも使っているものです。

手前がラ・ペルラ、奥がシバリスです。シンプルですが最高レベルです。と言っても、重要なのはベルトの部分が腰周りの曲線がウエストにフィットしてずり下がらないことと適度な伸縮です。この条件にあう他のブランドもあります。

どちらも現役です。

 

 

 

 

 ガーターボストンのリボンです。

分かりやすいように少し真ん中に近い方に針を刺していますが、だいたいリボンの両端を軽く留めるだけのようです。

他のやり方もあります。

 

最終的にこうなります。

手洗いでも、頻繁に使用していると取れてきます。

補修は簡単ですが、取り替えてしまった方がいい場合もあります。

 ショーツの下に付けるのが正しいという記事を見ることがありますが、自分で試してみていいやり方でいいと思います。
 

2026年6月7日日曜日

ガーター・ボストン

コメントでボストンに関してご質問をいただきました。お返事遅くなってすみません。

サスペンダー・ベルト(ガーター・ベルト)の、ウエルトに留める部分をボストンまたはホックと言います。


 

 

 

 

ご指摘のようにストッキングの色に合わせることがあります。

 

実際私も上のようにサスペンダーとボストンの色を合わせることがあります。

手芸用品店で売っているものは白か黒なので、ベージュなどはDylonなどで染めています。 

ただし、ストッキングの色よりも他のインナーと合わせることもあります。


 ボストンにリボンをかぶせるのが普通です。必ずしも必要ではありませんが、樹脂が直接肌に当たらないようにかぶせることが多いと思います。またボストンの凸のパーツが抜けないようにする目的もあります。前のスクール・ストッキングの画像ではベージュなのは、臨時に私が作ったもので、モデルさんの年齢から黒のインナーに抵抗があるのではと思ったからです。


 参考までに、昔はリング状のガーターを使うことが多かったそうです。あまり快適とは言えないと思います。

画像はいただき物で映画の一場面です。映画のタイトルは忘れてしまいました。

 

 

 

 

 

右はAubaduです。

やはりサスペンダー・ベルトが便利で快適です。

2026年5月31日日曜日

ヴィンテージ・ナイロン(下)

東京地方は急に暑くなったと思ったら15℃降下し、また急上昇しの繰り返しでした。そして30℃に。これからどこまで上がるでしょう。しかも日較差が大きく体調管理が難しくなっています。

ストッキングも涼しさが選択要件になってきます。シームレス・ストッキングはその点で優れています。(逆にこれまでは寒さを感じていました) 

プレーン・シームレス、ノンラン・シームレス、サポート・タイプの順であたたかいと思います。と言ってもプレーンとノンランの差はそれほどではありません。 

 

今回新たにこのストッキングをはいてもらいました。

カネボウのノンラン・シームレスです。この頃の物は上部にサイズの色分けがあります。オレンジは24cmです。

幸いモデルさんのサイズがありました。 

 

 

 

 

 

マットな印象を受けますが、かなり透明です。

プレーンに比べて色は濃く 出るようです。

見えませんが、丈はかなり長く実用的なサイズ設定だったか疑問だそうです。輸出用と同じサイズ設定だったのでしょうか。 

短いとウエルトが見えてしまいます。パッケージの画像のようなスカート丈だとちょっと危ないと思います。 

 

 

 

 

 


指がはっきり出ています。 

 透明度の高さが分かると思います。

 

 

 

 

 

  


 ソックスと合わせると自然な肌色だと思います。

昭和40年代のストッキングだと思います。この頃はこういうかさねばきをやっていたのでしょうか。今はむしろ重ねるのが当たり前になっているようです。 

2026年5月24日日曜日

ヴィンテージ・ナイロン(中)

片足ずつの「非パンティ・ストッキング」をどう言うかはずっと気になっています。(イギリス)英語ではstockingとtightsで区別しますが、日本語の文脈でタイツというとやや厚手の物をイメージします。シアー・タイツという言い方もありますがどこまで定着しているでしょう。しかもそれは「片足ずつのストッキング」に対義語と認識されることはなさそうに思います。

私はシームレス、フル・ファッションと呼んでいますが、一般的なものではありません。 


初めてはいた「片足ずつのストッキング」は、高校生の時たまたま見付けた国産VTGのシームレスです。ブランドは覚えていません。

当初ははきにくく、伝線しやすかったのであまりはくことはありませんでしたが、いいサスペンダー・ベルト(ガーター・ベルト)を手に入れてからは、特に暑い時期ははくようになりました。

最初は面倒でしたが慣れれば サスペンダー・ベルトも快適です。

 

VTGのシームレスにはプレーン編みとノンラン編みとがあります。 

私はノンラン編みよりもプレーン編みが好きです。画像もモノフィラメント(糸が一本取り)のプレーン編みです。

縦には滑るように滑らかで、横は抵抗があります。手で上から下になでると今のストッキングにはない滑らかさで、脚を組むと糸が擦れ合ってパチパチ、ザラザラと音がします。 

現在のストッキングも糸が違ってもプレーン編みです。 ノンラン編みはシームレスの時代特有のようです。 

 

比較的よく見かけるブランドは、グンゼ「パララン」です。

左は比較的初期のパッケージで、後の方では、編み目に加工が施されているようです。この頃の物は今でも十分に使用に耐える物が多いようです。ただ現在のサポート・タイプと同じ感覚でははけません。

どこにもメーカーが見当たらないものもあります。どういうことなのでしょう。

色はすてきですが、実際にはくと上の着用画像のようにかなりオレンジぽく見えます。 

 

2026年5月17日日曜日

ヴィンテージ・ナイロン(上)

前回のアツギ「スクール・フィット・ノンラン」は廃業した洋装店で譲ってもらったものです。 

高校生の時、山手線の某駅でたまたま店先に昔のストッキングがワゴンにのせられているのを見たのがVTG(ヴィンテージ)ストッキング、そしてフル・ファッションとの最初の出会いでした。そのお店自体はもうありませんが、それからかなり経ってから似たようなお店を友人から教えてもらい安価で大量に買い込んだ物がまだ残っています。

現在そのお店もありません。商店街もどんどん様変わりしていますが、まだどこかにあるかもしれません。

「ヴィンテージ」とはワインの製造年ですが、ファッションなどではアンティークよりは新しい「古くて良い物」で、イギリスでは1950~70年代のものを指すと聞いたことがあります。私もこの意味で使っています。

画像はだいぶ前の物で、最初に見付けたお店で見付けた、アツギ「プレーン」です。

2026年5月5日火曜日

スクール・ストッキングについて(大尾)

今手元に残っているスクールストッキングはこの厚木のSchool Fit Nonrun です。

ノンラン編みのシームレスです。 シームレスのスクールストッキングは一種類しか実際に見たことがありません。

ナイロン・(シームレス)ストッキングの時代には、プレーン編みの他に「ノンラン(ノーラン)編み」がありました。下にプレーン編みとノンラン編みの拡大画像を並べました。違いは一目瞭然ですね。

離れても編み目が分かりますが、全体としてガラスのように透き通っています。

 


  

 このストッキングのパッケージはWEBでも紹介しています。

 特別に女子生徒用に製造されたわけではないと思いますが、「伸縮部分付き」と活発なこの年代に向けて動きやすさをアピールしているのでしょう。

他にも動きやすさをうたった物もあるそうです。まだストッキングは繊細でおしとやかなイメージが強かったのでしょう。

 

 

その「伸縮部分」です。アンダー・ウエルトに伸縮を持たせてあるということのようです。その大きくなっています。透かし編みがなんともセクシーです。他の柄もあるようですがちょっとびっくりです。 


昔の女子生徒のスカートは長かったそうですから、これくらいでも大丈夫だったんでしょうね。 

 

以前使ったワンストラップ・シューズの画像です。

黒に限りませんが薄手のストッキングは甲を出した方がきれいだと思います。ローファーよりも黒ストッキングの上品さが際立ちます・ 

私自身はいた事があります。今でも普通にはけますし、フィット感も悪くありません。足首も黒くならず均一な色の伸び、くっきりした輪郭が脚線を飾ります。

特筆すべきはやはり透明度です。輝くような透明感です。昭和40年代だと思いますが、この頃の女子生徒はこういうストッキングをはいて通学していたんですね。はいている本人は気を遣ったでしょうが、美しい街の光景の一部だったことでしょう。

 

 

 「懐かし物」ではありません。カジュアル化の傾向の中で見失っている繊細な美を再認識させてくれます。決して消え去ったものではありません。ちょっとだけ忘れかけているだけです。

 


20デニール・22デニール

あるメーカーのサイトを見ていたら、同じデザインのパッケージで20デニールと22デニールの二つがある製品がありました。2デニールの違いがどう出るのだろうかと引かれて買ってみました。色はどちらもベビー・ベージュです。 左が20D、右が22Dです。 かなり印象が違います。22Dの方はD...