2025年5月26日月曜日

強さと美しさ(後)

以前どれだけ長持ちするか記録したことがあります。

20回以上の洗濯に耐えたものがありました。着用時の伝線なども無かったのですがはいて出る事は途中でやめました。色があせてきたからです。

ストッキングは大概後染めですから、洗濯を繰り返すと色落ちします。洗剤や洗い方に気を付けても、特に肌色はぼやけてきます。 

たるみやすくもなってきます。

私は午前と午後ではきかえることがあります。 製品によりますが、新しいものでも時間がたつとたるみが戻りにくくなります。

 

ですからいかに丈夫でも使用回数には自ずと限界があります。


気に入ったものは長くはきたいものですから、洗濯方法には気をつかいます。

ランジェリー用の液体洗剤で手洗いが基本だと思います。大して汚れませんから洗濯機は使わなくてもいいでしょう。

筒状の容器に入れてシェイクしてもいいと思います。

2025年5月24日土曜日

強さと美しさ(前)

 アツギの新しいストッキング「sugoスゴスト」の広告に「ストッキングに求めるものはなんですか?」というのがありました。

第1位は「伝線しにくい」。以下「穴が開きにくい・破れにくい」「コスパがよい」「ストレスなく使える」「気軽に買える」でした。

「アツギ史上最強」の広告なのでまあそうなるでしょう。 

「コスパがよい」というのは、日本のストッキングの「二律背反」の歴史があるのかなと思いました。「強い」をとるか「安い」をとるかの葛藤とも言えるでしょう。両立することはないからでしょう。それは今でも変わらないと思います。


私は第一に「透明感」です。丈夫さと美しさは共存しないと思っています。もちろん例外もありますが、ストッキングの美しさは透明感であり、それは薄さから生まれると思います。 


ストッキングを物として部屋の中に置いたときにもその透明感が美しさを感じさせます。

「ストレスなく使える」というのは個人差が大きそうです。

2025年5月15日木曜日

ストッキングの日

5月15日はストッキングの日だそうです。

1940年の5月15日に、アメリカのデュポン社がナイロン・ストッキングを発売したことにちなみます。

今ではナイロンのみのストッキングは少なくなりましたが、私がストッキングをはき始めた頃はナイロンで安価なものはウーリー・タイプだったと思います。「女子通学用」などと印刷された黒ストッキングが最初にはいたものです。

今では制服に黒ストッキングはまれにしか見かけなくなりました。その理由はサポート・タイプの黒が色の均一性を保つのが難しく、見た目おきれいに見せるのが難しいことがあると思います。

当時の写真を見ると皆ムラ無くきれいにはいています。撮影は最近ですが、「当時物」です。

もちろんそれは遠目で、ゆるく心許ないはき心地でした。在学中サポート・タイプもありましたからよくはきましたがやはり色ムラは気になりました。

サポート・タイプもだいぶ良くなり、今売られている¥800前後の物は適度なサポートで自然なはき心地です。ただ人工的な外見です。素肌の美しさを際立たせるのは、やはりナイロンのストッキングです。

国産はもとよりインポートもナイロンのノンストレッチが減ってきました。ストッキングの日を機にもう一度見直してほしいものです。 

画像はASTIGU「強」です。

2025年5月11日日曜日

フル・ファッションのヒール

 こんな画像を見ました。靴の販売サイトです。

レトロな感じの靴に、シルクっぽいストッキングはなかなか凝っています。左足のかかとにはフル・ファッションのポイント・ヒールとおぼしきものが写っています。

レトロな雰囲気を出すのにここまではなかなかやらないと思います。 

ポイント・ヒールというとAristoc Harmony Point ですね。

Gentle Smoke とAllure です。

やや大きさが異なりますがミル(mill 工場)の違いではないかと思います。

こちらは、Secret in Lace のCuban heel とPointed heel です。webにも載せてあります。

SILのサイトではそれぞれEuropian heel、 French heel とあります。

かなり大きいので長めのスカートでないと嫌みに見えてしまうかも知れません。 

これは「カロリナ」という昔の国産品です。

ヒールが無いのはどういう事情だったか分かりませんが、使いやすかったかもしれません。

ちなみに私が初めてはいたフル・ファッションです。 



シルクのストッキングでフル・ファッションはまだ見たことがありません。

画像はGerbe Bas Soie でシームレスです。

まだ持っています。すてきな肌触りです。


Gerbe 'Carnation'

 Gerbeは120年余続くフランスのストッキングメーカーで、他のブランドにもOEMを行っています。最高級の品質を誇っています。 Carnationは、現在では数少ないフル・ファッションです。 私が好きな色は`Gazzelle' です。肌色ですが他には無い微妙な色合いで肌...